何かに合わせて必死に作った 君と居るための張りぼての城 風通しが良くて少し寒いけれど 僕らは確かに熱を持っていた 神頼みとか信じないけど 神様にはなれると思うのだよ 何かを創った"そのもの"に 神は宿る じゃあ神になれる だから今の"この僕"を創った 君はきっと神様なんだよ そんな僕の心には きっと君が宿っているんだよ 心臓にまでそんなものを 蓄えているものだからさ 虚勢なんか張ろうものなら 君が鼓動で息をするように 胸が締め付けられる 満たされない 空間を 誤魔化すように埋め 恥も悔いも捨てられなくて 何も無い身体から水だけ抜けて さよなら 霧 霞む 君は季節の中 歌も愛も君を通り抜けていく 過去を創った 泥に嵌った 無様に見えるかい? いいさ別に 五月雨式 どうせなら 空に唄うさ 君も愛も全部無いなら いつか来る終わりまで創り続けよう 別れなんて要らない ニヒル気取りで笑う ほら 霧が晴れて手を掲げて 僕は暒れる 君は言うんだ 目に見えるものしか 信じない僕の前で 「未来はさ不確かだけど、 私は居るよ」