私だけを呑み込む 深夜の天井を見つめ続ける 壁に寄って寝る癖が抜けないの 部屋の隅で干される 下着はなんだか今の私みたいだ シワになったまま乾いてゆく 助手席ではいつも眠ってしまうけど そっとBGMを 落としてくれるところも 私の姿、見えなくなるまで 手を振って見守ってくれるところも 儚く散ってゆく美しい思い出も 私だけがひとり大切だと 抱きしめていたのでしょう 忘れられるのが何より怖いのに 「ふざけるな」も言えず 泣いただけの 私の優しさが憎いよ 晴れているのに雨が降っている そんな顔をするアナタを わかっていた 足りないところはなかった 余計なものがずっとあっただけ 私は悪くないと言ってくれたけど 探してしまう理由は 私にある気がするの 儚く散ってゆくアナタとの思い出も 私だけがひとり大切だと 抱きしめていたのでしょう 私にかけた魔法 どうやったって解けないから きっと次誰かに巡り会えても 同じことをするでしょう 今のアナタのように