割れたガラス 耳を塞ぐ 湧いたノイズ 振り払って 街を歩く無数の影 雨の中で立ちつくして 融けて消えた 落とされた底のない闇 溺れて沈むように苦しみで歪んでく 涙の訳も知ることなく 喉に詰まる声を飲む さめないように身体丸めて 爪をたてて腕を掴む 赤く腫れた傷が滲む 白い紙を書き殴って 黒く黒く変わり果てる 破り裂いて 落とされた底のない闇 抉られてゆくように痛いところを 掴んで 乾くことない涙の跡 擦り切れてなくなるまで 遠き日と彷徨う明日と 息の根を止めるように睨み恨み 続ける 乾くことない涙の跡 声が枯れてしまっても 何も言わない 消えて欲しい 擦り切れてなくなるまで