綻びた退廃の今を 撫でた髪と結ぶからさ 華やかな過去を悼むなら 凪いだ空を追憶とせむ 灰色に落ちるこの時を 嫋やかな笑みで眠るライラ ただ待つ僕には何がわかる? 幾星霜と紡ぐ想いよ 巡る季節に埋める、憐憫の日々を 君が覚める日を望む僕を ねえ、ライラ 哀れんでみせて いつまでも君を見守るよ ねえ、ライラ 冷え切ってしまうまで 古ぼけた灰燼の街の 褪せたフィルム残すからさ 不慥かな今を悼むなら 凪いだ風を憶出とせむ 灰色に落ちるこの時を 嫋やかな笑みで眠るライラ ただ待つ僕には何ができる? 幾星霜と紡ぐ想いよ 「ねえ、ライラ」 君が覚める日を望む僕を ねえ、ライラ 哀れんでみせて いつまでも君を見守るよ ねえ、ライラ 冷え切ってしまうまで