いつもの電車 朝の空気を纏った 人混みの中 抜け出して飛び降りたらしい 何も気づけなかったよ 曖昧な距離 君の好きな物さえ 知らなかったんだ 昨日の声はすこし震えていたっけな どこまでが本当の君だったの 今会いに行くよ ぜんぶ教えてよ ねえ あの星の上走って君を探すよ 怖くなんかないさ 君がいない明日に比べたら 読みかけの小説の 栞は挟んだままで カンパネルラの声は 滲んでいくだけ 落ちていく 落ちていく 何度繰り返すの 消えないで まだ届かない君への手 今会いに行くよ きっとすぐ見つけるよ そこで待ってて 同じ時間に 今会いに行くよ ぜんぶ教えてよ ねえ あの星の上走って君を探すよ 怖くなんかないさ 君がいない明日に比べたら
