朝の風になって あなたを慰められたら それは海が枯れた後 あなたの頬を掠める祈り 誰もいない浜辺に靴は置いてった 私の手放す温度 あなたの海馬の隅の地球の裏 私はどんな形なんだろう 知りたくもない 風の隙間 季節の終わり あなたの瞳が映す世界 私は知らない 触れられはしない あなたが傷つくことがないように 届かない あなたに祈りは 情けない 独り言かき消して 朝の風 光はいつも 身勝手だったね 幸せも 悲しみもそうだったよね この海の向こう あなたのために あなたのために歌うよ 届かない あなたに祈りは 情けない 独り言 祈りと呼ばせて
