何回だって祈るようなブラフを。 奪われないよう、視得ないよう 狡い口付けを 遠ざけた季節、 降り注ぐ花 あなたはどうか幸せに 星が消えたあの夜に戻らない 恋と嘘の中で、 靴先が迷ったのは 光った、淡い微熱に泣くから 暮れた夏に朧げな君の影を 溢した水滴が消してしまうのだ トートロジーに、狡い言い訳を 花火の音に掻き消されて ホッとしてる。 曖昧な言葉は呪いになって あなたはきっと知らないまま 星が消えたあの夜は憶えてる? 蝉時雨も消えた暗い方 流れ流れ、 そのまま夜に溶け合って消えた 声も泣いて、項垂れて 分からないの あなたを埋めるものをまだ知らない 花束なんて見れやしなくて 最後なんだな 遠ざけた季節、 降り注ぐ花 あなたはどうか幸せに 星が消えたあの夜に戻らない 恋と嘘の中で 靴先が迷ったのは このまま、あなたには言えないから 暮れた夏に朧げな君の影を 零した水滴が消してしまうのだ 「まだ」なんて夏の仕業だ