朝の日差しみたいな 嫌になるくらいの笑顔も いざ外を向いてれば 少し寂しくなるなんて お天道様の距離じゃ 私のことなんて見えないね 祈るように気持ちを 一方的に抱える 日々を重ねるたびに 強くなる プリズムの光は 鮮明さを増し その瞳で 見ていて欲しいな、 なんて わがままに おぼれそうで 苦しくなって目を塞ぐ ありのままを 文字に起こす ことさえもできない ああ ごめんねも言葉にせずに 夜の静けさの中 未だに光は見えなくて 気を紛らわすように 他愛のない文字を投げる 指で弾けるほどの 文字列にばかり気を取られ 遷り変わる景色や 空を覆う雲に気づけず 雨の中で息苦しさに咽返る私に 気づく君が初めて覗く虹の先 文字に起こすことのできない 詩篇の花束は 陽の光に照らされ始める 溶けるように眠る私を 抱きしめる君が 見てる色が 私には見えないままで 在り来りな 感情をぶつけた雲が崩れる 目を開けたら飛び込む二重虹 かかる 新しい晴れた空に