眠る街と 薄明のとなり 影を跨ぐ 私だけの話 不幸に靡く 世界の隅で 醜くも生きている 些細な傷 小さな痛みを 隠したまま 飛び出した真夜中 降り出した雨 街の灯の陰 雨が止むまで 此処に居たいだけ 音楽なんて 必要じゃないし 曖昧な歌詞と 耳に来る騒音 それでもいつか報われる様に 私の全てをこの音に賭ける きっと叫んだって 私の19ヘルツの声はもう 届かない様で 美しかったこの生活も 何処かで 終わりなんだね どうかこの毎日に 花が咲いて 幸せなんかを 語れます様に 枯れた花に願いを込めた 鏡の中 映った私は 見窄らしい 黒を纏った様 誰かの模倣 愚かな徒労 描く理想だけ 忘れたくないの 人生なんて望んでも無いし 離脱不可能の 理不尽な猽濛 それでも何処か 期する感覚を NOで押し潰して此処まで来たの きっと叫んだって 私の19ヘルツの声はもう 届かない様で 愛したかったこの音楽も そろそろ終わりなんだね どうかこの三分に 赤が咲いて 私の全部を 救います様に 枯れた花はもう戻らない きっと叫んだって 誰も救わないよ きっと叫んだって 誰も救えないよ きっと叫んだって 私の19ヘルツの声はもう 届かない様で 美しかったこの人生の全てを 今歌うのさ どうかこの劣等が このノイズが あなたの海まで 届きます様に 様に 枯れた花がまた咲くその日まで