Track byとーず
高鳴り ただ見つめてるだけ 細波 まだ見つめてるだけ 耳鳴り ただ見つめてるだけ 雨ふり まだ見つめてるだけ ほどけた髪から覗く鳳仙花 窓に溶けていく微熱 震え揺れている頬に 息づいた火がずっと 消えないように温めて お手 伏せ 待て よくできました もたれた背かけからは 鼓動の燃えさし 朝へ消えゆく風が 声と灰だけ枯らす 照らされていた顔が 見えないように背けていた 褪せた炎が色を 失わぬように手を繋ぐ