夜の街を撫でるワイパー 雨の粒を弾くメトロノーム 味がしなくなった日々は 奥歯の上で踊るキシリトール 明けやしない埒も 不戦敗の今日も 掌から溢れた砂のよう 行き先なんてどうだっていい 何もかも忘れて お願い、 レイニータクシー連れて行って この夜が明ける場所まで ささくれた希望も 身を焼く感傷も 水晶体の奥滲んでいった 今はレイニータクシー街の中 過ぎる街灯を数えて 完全な日々は続いていく 何か足りないまま どんな風に笑えばいい? 僕にだけ閉じたままのETC 夜を見張っている月面のレンズ 雨だまりの街はプレパラート ありのままだとか 心の声とか 昨日そういう本でも読んだのか? 腹を空かしたペシミストで 突っかえた最短のルート 増えてく選択肢に囲まれて 何一つ選べないままで 本当は分かってるんだ この世の何処にも 桃源郷なんて無いこと 今はレイニータクシー雨の中 赤色の傘を探して 消えない魔法を夢見てた 少女だった頃 きっと、レイニータクシー誰もみな 夜明けへと向かう途中で 孤独からはきっと 逃げられないのさ いつか終わりが来るまで お願い、 レイニータクシー連れて行って この夜が明ける場所まで ささくれた希望も 身を焼く感傷も 水晶体の奥霞んでった 今はレイニータクシー街の中 過ぎる街灯を数えて 完全な日々は続いてく 何か足りないまま 雨が上がったから ここで降ろして。
