向かい風は雨で視界が揺れる 二人だけの傘で街を泳ぐ 生態の違う魚の群れ パノラマの海で逸れないように 頼りない僕の手で 君の手を握って 最終列車に揺られて 明日を待つ僕らどこまで? 二人で行けるところまで、逃げよう 涙の訳を数えて それから二人笑えるって 向かうべき駅は桃源郷 例えば今、世界の真ん中で すれ違う波にはぐれても 身に纏う全部投げ出してさ この命かけて探してみせるよ 君がそばにいれば 僕は僕になれる 命をかけて信じて 手にしたものがあるなら 今度はそれを抱きしめていよう 弱気になってもいいよ そのために僕がいるよ 向かうべき明日の陽炎 身勝手だって 追い越して つまんねぇ どこまでだって 二人で、遠くへ 大切なものは全部 君がくれたよ、ありがとう 最終列車に揺られて 明日を待つ僕らどこまで? 二人で行けるところまで、逃げよう 涙の訳を数えて それから二人笑えるって 向かうべき駅は 桃源郷 二人が夢見た 桃源郷