頭にあんこを詰められて 鉄板で焼かれてる 何度誰のために生まれて どこを泳ぐのだろう 賞味期限なんて 気休めの数字なの 私のような人魚姫は 絶対に腐らない アイスクリームに乗せた鱗食べてよ 何もかも愛してくれたお礼なのです 戸籍はなくても通じあえる想いで この身体を全て貴方に捧げます 魚に二言はないの ほら? 大人になったでしょ 見て ほら ね? 無理矢理酸素を吸わされて 写真を撮られてる 結局理由は分からない そんなことばかりだ 両思いなんてね 一夏の記憶なの 私のような人魚姫は 絶対に溺れない 最後の最後の去り際こそ明るく 消えゆく季節が海流を巡ろうとも 引き裂かれそうで痛みを持つ刹那と この身体を全て貴方に捧げます 魚に二言はないの ほら? 寂しくなったでしょ ほな じゃあ ね?
