伝えなかった気持ちは 伝えなかったから 伝わらなかった あなたと暮らした時間の 残響だけが染みた壁 ほどけたボタンの軌道 あの街の夏祭り 眠れなかった夜の冷たさが付き纏う 美しい花を見て あなたを考えるように 何も無かった 宇宙のこと木々のこと夢想した 匂い立つ薔薇の艶かしさは リボルバーで 放つ弾丸の数をただ数えてる 俺たち生きてくことに まだ慣れないみたいね 身体中に皺を刻んで泣いてる 崩れた牡丹の記憶 押すべきだったスイッチ 行かずに終わった 早稲田松竹のプログラム 答えは出さないでいい 思考の海に浮こう 何も無かった宇宙から 愛したこと 愛せたこと