12月の風はやがて強がりを連れて 明日はきっと晴れるだろう おまじないの効き目は短い 街角のファンファーレが 近づいてきた あ、そうか これは魔物に呼ばれたような 一瞬の幻想だ 風化したレトリックは ときめきを乗せて 世界はまるで時計仕掛けね 君も気付いている? さらば永遠のパルプフィクション 散文の中に見つけ出した 本当の輝きを 僕たちメロディに 乗せてゆくつもりさ そして悲しみに暮れた 東京の空を見て 泣き出す君の側にいるよ 今も醒めぬまま汽笛を鳴らして 終末のカンタービレ 囚れた音の神秘が ノベライズされた僕らの暮らし 加速させてゆく 閉じ込められた頁は 歓びを乗せて この世がいつか 誰かのものだった頃のようねと 動き出したストーリーペーパー 3分の暗闇を抜け出した 本当の煌めきよ 僕たち恐れるものなんて ないはずさ! そして踊る紙と 文字に重なった日々を見て 泣き出す君のことを想う 今は少しだけ遠くを眺めてる さらば永遠のパルプフィクション 散文の中に見つけ出した 本当の輝きを 僕たちメロディに 乗せてゆくつもりさ そして悲しみに暮れた 東京の空を見て 泣き出す君の側にいるよ今も 醒めぬまま汽笛を鳴らして