蒼い初恋に似ているような 陽が沈むまでの刹那のダンスさ 僕の最後のKissが褪せる前に 枯れた葉の数を数えましょう あなたを知って意地になって 失くしてしまった ものだけを見つめている 時は踊って照り返った稲穂の海から プラタナスの並木道へ 暗がりの中で手を引いたこと 飾りつけられた袖の感触 ふざけたガムシロップが 溶解していった 熱の逃げた紅茶のカップに 数多のToo Late 苦いチョコレート 口どけは深く少しだけ切なかった 煙草の端の赤い痕 好きじゃなかった匂い 錆びた観覧車の煌めき あなたを知って意地になって 失くしてしまった ものだけを見つめてる もう聞こえないね 振り返って 入相の鐘が渡り鳥を運んでゆく 行方知れず 廻るローラーコースター まだ何も知らないまま 誓いを立てた季節の 躊躇いもなく散らばる明日の遺灰 舞い遊んでいた 色の無い風の中に