渦巻いた青が苦く 背を向ける 攫われてすべて消えてしまう 波に縋る 汗を拭うたびに 鼓動感じてる 冷めないまま ほどけてしまう 次を誓うたびに 陰を感じてる 聞けないまま 枯れてしまうかな 言いかけた言葉が 心地悪く空を舞う 見失っていつも言えないけど この先も僕らは 重ならない視線に 気付かないふりをしよう 渦巻いた青が苦く 背を向ける 攫われて消えてしまう 静かに息を吐く 黄昏を待つ隣で、深く 月に咎められそうで 散る波に縋る 願って叶うとして 耳を塞いだ 身勝手を赦して 手を繋いだままで 風が二人を別つ日まで いつかを漂うように あてどなく浮かぶ雲に 目を向ける たゆたい揺れる 記憶に沈む 宵の狭間に 黄昏を待つ隣で、いま 月に咎められそうで 波に縋る 立ち止まる夜を誘う 幻影を映す