埋めた枕にこぼした 涙と君の匂いを 塞ぐ 咽せる 吐いた煙に 僕を浮かべる 見上げ 遠く 街と共に暮れゆく まだ灯り消せない夜に それでも届かなくても 今は 追い風が夜を攫ってゆく 変わらない ただ元に戻るだけ 見つけて もうすぐ夜が終わる かすれた想いも 今じゃ聴こえない もう一度繋いで 叶うなら もしも届くのなら 問いかけて許してくれないか 追い風が君を攫ってゆく 変わらない ただ元に戻るだけ 崩れないように また夢を見た 遠く消えていった 抜け殻だけに すがりつくように 雨上がり 澄んだ旋律が 追いかける 見つけ出す 無くした朝 迎えて まだ灯り消せない夜に それでも届かなくても今は 追い風が僕を攫ってゆく 変わらない ただ元に戻るだけ 目醒めないように