溶けた氷と 薄まってしまったアイスコーヒー 窓辺に座った僕に 追い討ちかけるみたいだ 口にすればと 分かっていてもこの時間さえ 止め方を知らない僕は 一気に飲み干してしまった ありもしないような 夢の巣窟だらけで 搔き消したいのはいつかの降伏 忘れていった 押し殺した感情も 聞こえないようにと 僕の鼓動 もう戻れない日々ほど 愛しいものは無くて 僕の思う明日は 独りまた足踏みしている 逃げるようにまた 逃げるように走っても 恥ずかしいくらい 照らすあの月を 僕は嫌いだ ありもしないような 夢の巣窟だらけで 搔き消したいのはいつかの降伏 忘れていった 押し殺した感情も 聞こえないようにと 僕の鼓動 咲いては引き裂いて いつの季節も実らず ここに降る雨が唯一のヒカリ ありもしないような 夢の巣窟だらけで 搔き消したいのはいつかの降伏 流していった 涙も色彩も 傷付かないようにと 此処で見てて 忘れていった 押し殺した感情も 聞こえないようにと 僕の鼓動