積もらない街、くだらない話 白い息と共に思い出される景色 枯れていった乾いた木々 過ぎゆく日々 もう違う場所みたいだ 掴めない雪、疲れない足 白く透き通る景色 指先まで冷えた手ではしゃぐ姿 温まる胸に 元にはもう戻れない 君はもういない しまっていた服から 去年の匂いがしたから 思わず泣きそうになった 全て間違いだった 今頃そう思うのか いつまでも、いつまでも どうせならば寒くていい 冷えた体に今が丁度いい 忘れられないから 重たい雲の隙から 差し込む陽を感じていたら いつかまたここに 帰って来る気がした いつまでも冷めないで待っているよ 灰色の空から落ちる雪 いくら降ったって積もらないのは この気持ちを映したようで 溜息だけが白く目に見えた 積もる話はまだあるよ 何も手につかないくらい あの日のままでいるから いつまでも、いつまでも どうせならば寒くていい 冷えた体に今が丁度いい 忘れられないから 重たい雲の隙から 差し込む陽を感じていたら いつかまたここに 帰って来る気がした いつまでも冷めないで待っているよ