今は誰だ まだ私だろうか 遠く吠えたって 意味が無くなって 響かなくなる 根本はどこか 汚れたままの果実だけ渡して どこで拾った どこで知れる 見たいモノを見たい 嘘に埋まっていって見失うなら 最初から頷いて 信じていたんだ 緻密に重ねて 叙述を束ねても 叙情を超えれば 歴史も嘘になるそうだ そう 嘘が嘘ならいいな いつから知っていたんだ 君の話が耳に響いても 一切は「無い」 いつかは嘘になる どうせ嘘になる 遠く吠えたって わんわん泣いたって 響かなくなっていく もう埋もれたままの事実だけ探しに 外に行こうぜ 真偽を超えて 世界を見たいんだ メタに走っていって彷徨うよりも 君が言う話に頷いて 信じてみたいんだ 緻密に重ねて 叙述を超えて 叙情を超えれば 嘘も歴史になると言ってくれよ また嘘になる 嘘が嘘ならいいな いつから知っていたんだ この夜の月光から数えて 「最初から」 いつか 君にそんな嘘が要らなくなるまで 世界が変わる嘘になる