滲む景色は儚く空に散り 目に映るのは白い天井 手首に繋がるポリエチレンの 管が静かに揺れる 長い夏を終えて 波にたゆたう白い影が ゆらゆらゆらゆら 心に影を落としてゆく 海月が雲になったあの日 1人目を細める 夢で見た景色が儚く解けてゆく 海月が雲になったあの日 1人君は目覚める どうしたの笑ってみせて 君の微笑む顔が好きだから 霞む夕陽が今日も雨を告げ 四隅のベッドが闇に隠れ 手と手合わせては掛けた声に 瞼が微かに揺れる 長い夜が明けて ひとりぼっちの白い月は ふわふわふわふわ 雲の中に身を潜める 海月が雲になったあの日 1人目を細める 夢で見た景色が儚く解けてゆく 海月が雲になったあの日 のように君は目覚める どうしたの怒った顔で 君の微笑む顔を見せてくれよ 海月が雲になったあの日 1人目を細める 夢で見た景色が儚く解けてゆく 海月が雲になったあの日 1人君は目覚める どうしたの笑ってみせて 君の微笑む顔が好きだから
