おう夜風吹いて今 軽く吹き飛ばされた背中ひとつ ストリート抜けて 街は酷いゴミの香り 歩く僕は 今日も顔をしかめているのさ 他人事みたいに先を急いだ 排気ガスの空の下 月の明かりも届かない 行くあてもないのに どこへ行くのか 一人僕は 今日もまるで他所者みたいだ 雲が途切れたふいにその時 1997 割れるような歓声を合図に 裸のまま飛び出した 振り返ることもなく 1997 独り歩き出した時から 躓いてばかりのこんな夜さ また空を見上げてる 誰か知らないか忘れてくれないか ぼくたちはもうここらで メッキが剥がれてきそうだね おう夜風吹いて今 軽く吹き飛ばされた背中ひとつ ストリート抜けて 街は酷いゴミの香り 歩く僕は 今日も顔をしかめているのさ 雲が途切れたふいにその時 それは白く浮かびあがる 僕の身体 僕の身体 何もかも見透かされたんだ 僕の身体 僕の身体 全く情け無い!全く情け無い! そしてまた歩き出した