叶わない事ばかり 望んでしまうのを やめた後で僕は 何を望むんだろう? 退屈を模したパノラマ 灰色の街 黒い靴ばかりを履く 僕だって同じだ 逸れぬように 溢れぬように しがみついた環状線 寄せて返す波に紛れて 見失う前に サーチライト光っていて いつかその熱が この身を焦がして 蜃気楼に変わったって 手を伸ばした先に 何が待っていようとも 構わないと笑えたなら 光源は何だった? 改札が鳴いて立ち止まる 制服の少女 変わりたいと望んでいた いつかの僕のように 憧れも 躊躇いも 心臓を這う憂鬱も 逃がさないよ 今でも僕を成しているのなら いつかは朽ちていく ものを抱きしめて いつかは消えていく ものを愛していくこと 手を伸ばした先に 君が待っているなら それがいいやと笑えたなら 光源は誰だった? 淡く燃えている 白熱灯が呼んでいる 青と名付けるには燻んだ春を 燻らしたパープルヘイズ あの夕焼けの向こう側で 月明かりが僕を待っている 見付かりたいんじゃない ただ見付けたいだけ 僕らがここにいる訳を 刻みたいだけ 知らん顔で回っていくこの世界で 終わらない歌を叫びたいだけ! サーチライト光っていて いつかこの熱が この身を焦がして 蜃気楼に変わったって 手を伸ばした先に 何が待っていようとも 構わないと笑い合っていたいだけ 灼きつけるよ、光源は君なんだ。