ナツイロスコップ

歌詞

忘れないように書いた 隣のページは真っ新 止まったままのバス もうずっと君を待ってる 書き足した 8：30 騒々しい影を踏んだ 幸せなモノなど消えてしまえ 汗流した帰路 思い出 風と蝉時雨 背が伸びるほど薄くなって 手に握った紙切れは透明だ 思い出彩って あの頃に戻りたいって 今日くらいはさ 涙は見せないようにするから 君のための種を植えたんだ いつか咲く時まで 覚えていて ふわり香る一輪花 忘れないように 切った傷痕をなぞってく 止まった秒針 鼓動は聞こえない 艶やかな君だけが残る 嗚呼 行こうか 君が泣いてる天へ 全部投げ出して 会いに行く覚悟はできてる 埋めて隠したあの日に溶かして 掘り起こした偽物な僕だけを笑って 助かりたい 羽を剥いだ火は道標 埃が空を染めて 泳ぐ先を教えて さよなら また会う時まで 思い出彩って あの頃に戻れるならって 嗚呼 いつもなら笑って 誤魔化してしまうから 陽炎 踊った残像 氷時計の脈を刻んで 思い出彩って あの頃に戻りたいって 今日くらいはさ 涙は見せないようにするから 僕のための火を迎えたんだ いつか舞う時まで 忘れないで ふわり揺らぐ一輪夏