青空が眩しすぎて存在が 危うくなってく。 地球は風邪をひきまして 人類滅亡のピンチです。 黄金に染まるアスファルト。 虫食いの穴から心が解けた。 今日が最期だとしても 僕のできることなんて 少し贅沢なアイスクリーム 買ってきて それを君と食べることくらいさ。 大袈裟な日々にそっと頬を 寄せるとささやく。 「ニャア」 と鳴いて寝転んだ君は 永遠の途中で。 カーテンが指を滑らせて逃した光を 僕ら愛と呼ぼうか。 最上級の幸福なんて君が淹れた ミルクティーの 何分の一にも満たないや。 僕は諦めて焦げた トーストをかじる。 画面の向こうで何か叫んでる ねつ造された愛や理想が 崩れ始めてる壊れ始めてる 今日が最期だとしても 僕のしたいことなんて 永遠の途中に気付いて 不確かな愛を確かめるために 抱きしめることくらいなのさ。