さよならしなくちゃいけない。 飴色の波を泳いでく。 ままならないままでいい。 トラピストクッキー 濡れていてただ甘いだけだ ほんとのようで嘘だったんだ 君のいない日々に慣れてゆく。 「恋をしちゃったんだ」 「私がいなくても大丈夫」 って君は上の空で言うんだ。 思ってもないのに。 砂を噛む音が響いてカワセミが 夜に潜ってく。 「記憶の位相が悪い。」 「ねぇ?」 とんだ誤解さ 難解なことばっかりいうの。 そうでもないさこだわったって 理解されないのなら「無」と同じ。 こんがらがってんだ。 君のことなんてもう知らんよ。 忘れることすら忘れていた もういらんのに。 さよならしなくちゃいけない。 飴色の波を泳いでく。 「恋をしちゃったんだ 私がいなくても大丈夫」 って君は上の空で言うんだ 思ってもないのに。 「恋をしちゃったって あなたのことは忘れられんよ」 って君は上の空で言うんだ 「あっそ。」 終わっていく。 どーでもよくなっていく