時間を忘れて僕たちは何処まで 行くのか 今となっては昨日さえも近くて遠い 鳴り響いた出発のベル 色褪せた思い出を古い鞄につめ 込んで 昔、二十五時 君と最終列車 ただ黙ったまま夜を歩いた 出逢った頃のままじゃいられない 僕らは見つめあう 何も言わないで 時間を失くして私たち何処から 来たのか 最果て駅までの切符 遠くて近い 辿り着いた誰もいないホーム 群青色の列車 星の線路へ消えて行く 昔、午前四時 夜と朝のグラデーション 夢の世界で二人は出逢った 何も言わないでお互いを 見つめあった 思い出に一人 目を閉じる