Track byayU tokiO
空を見上げながら 棒切れのように揺れる ビルが海に沈む朝に 流れ着いた椅子と 昨日の夢を語る 誰かぼくを救えないか 陽の当るぼろ靴に頬をすり寄せては もう一度眠ろうときみは膝をかかえ 目を閉じる ぼくを愛しながら 百合になりたいと 朝の窓できみは言った 陽が踊る空地には風が眠る鎖骨 よく見ればぼくよりもきみは 哀しそうだ 陽が刺さる背中には 春のにおいがする もう一度抱きしめてぼくは透き通る どん底人生さ