月の光浴びて 君は逃げる 裸の背中に 夜が映える 50人目の恋人も 裸足のままで ぼくの素顔を見た途端 逃げ出してゆく 忘れられた 枯れ葉の靴 ぼくの庭に 埋もれてゆく 生きるのが下手だった ぼくが吠くと なぜだか女達は 家路を急ぐ 月に光る銀色の ぼくの体毛が 塀を飛び越え窓を割って きみの部屋まで 先回りさ 今度こそは 逃さないで ぼくの獲物 牙をむく ぼくの愛し方 抱きしめる しょうがない程強く 激しく愛、 悲しく愛、 むなしく愛、 月の光浴びて 君は逃げる 裸の背中に 夜が映える 50人目の恋人も 裸足のままで ぼくの素顔を見た途端 逃げ出してゆく 月に光る銀色の ぼくの体毛が 塀を飛び越え窓を割って きみの部屋まで 逃がさない