灰色の世界 無味乾燥で 味気ない道端の花 名前だけは知ってて 君は私に 景色をくれた 曖昧なまま霞むけど まぁいっかで受け止めた 「夕陽は何色?」 時間は過ぎてく 変わらないはずの モノクロの この世界で 君のその黒い瞳で見える 私はどう映っているの 溢れ出す 涙で滲んでゆく 水性の景色が ノイズ混じりに姿を彩っていく 灰色の世界 不鮮明に光り 淡く白い一輪の花 窓辺に飾ってある 僕の事なら 忘れていい 笑いながら そう言う君は どこか寂しげに見えた 夜空を眺めて 星座を探した 変わらない はずの モノクロのこの世界が 次第に色を付けてゆき おとぎ話の様に変わってく いつか 私にも見えるかな その時に もう一度 二人だけでこの景色を見に来よう 最後まで 嘘を 隠し通してよ 交わったあの約束は 一瞬にして姿を失って とても とても 刺激的で この世界は色付いた あの青い海岸で 待ってるから