歌詞
過去をまだ、 思い出にできずにいた アスファルトと 雑踏の隙間さがして すれすれで息して ブルーライトに照らされながら 人や物にこすれて 傷ついて 血を流しながら辿り着いた 故郷はもう ふるさとじゃなかった ひとりぼっちの夜にだけ開く 扉がある 懐かしい人も、景色も、 やさしい時間も あの頃のあたしも ぜんぶ、扉の向こう側にあった なくしてしまったもの ぜんぶ ぜんぶ 気まぐれに人と会って 苦しまぎれに笑って どうしようもなくつらくなって あてもなく歩いて ひとりで泣いて 泣き疲れてコーヒー飲んで 飛行機雲の行方を見つめて またあなたと会って ぽつぽつ話して コーヒー飲みながら 飛行機雲を目で追って あなたと 黙って手をとって歩いて コーヒー飲んで 同時にふっと笑って それがなんだかおかしくて 飛行機雲は伸びて なびいて 続いて── 扉の外から呼ぶ声がする 顔を上げる 未来がふってくる
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