僕は今日も何もできないから 明日が怖いから 夜に乗って出かけたよ ずっと あのままがいいくらい しあわせだったよ なんて言うと笑うかい 涙の理由のすべてを 君にしたいなって思う とっくにいかれてしまっている 夏の暑さが堪える 自動車道の路肩を 歌を歌いながら しりとりしながら 日傘を差した君の余った左手が 僕の居場所になっていた 知らないと思うけれど こんな弱さに弱さを足して 口実にして 身を寄せ合うのは終わりね 僕ら 今日も何もできないから 明日が怖いから 夜に乗って出かけたね ずっと このままでいいくらい しあわせなんだよ なんて言うと怒るかい 涙の理由のひとつを 教えてくれやしないか それだけでどうにかしたかった 秋の香りが伝える 二〇二〇の記憶 昼過ぎに起きて さあ 退屈な日々に 些細なしあわせが なんだか僕ららしいね なんて 同じことを思えたらいいのにな こんな弱さに弱さを掛けて マイナスをプラスにしたところで そんなプラス 好きになれないような僕たちだ どうせ今日も何もできないから 君のことだけ歌にして 集めたよ 愛も 憂いも 痛いくらい音に乗せたよ 月が綺麗な夜へ 今日は何を食べようとか 何処へ行こうとか ただいまとおかえりとか ずっと それだけでいいのに それだけでいいのに 二度と叶わない でもね いままで生きていた中で 一番楽しかったって 未だに思っている ああ 馬鹿みたいだけど 君が好きで