当たり前の暮らしの中に灯火 言葉を探している あなたが居なくなったこの世界を 想像してみたら 酷く寂しくなったから 想像するのはやめました せいぜいあと50×365の日々を 寄り添いながら生きていけたらなと 強く思いました 絶対なんて無いと知ったのはもう 随分前で 運命なんてもうクソ喰らえと 思っては泣きました 鬱陶しいほど綺麗事が蔓延る 道の先で 夜明けを待ち侘びていました 燃えるように熱い夜のことも 千切れそうに痛い朝のことも この先起こる些細な出来事も いつか忘れてしまうのでしょうか 愛をあなたに心のままに 伝えること出来ぬまま陽が暮れて 後悔の様な虚しさの様な 名前の無い感情として残っていく そしてまたそっと灯りをつけて 不安定な暮らしを抱きしめた 命を掛け今日を駆け抜けて その道の先に待つものは 栄光でも成功でもなくていい 腕を広げたあなたが居て欲しい 愛をあなたに心のままに 伝えること出来ぬまま陽が暮れて 後悔の様な虚しさの様な 名前の無い感情として残っていく 愛をあなたに心のままに 伝えること出来ぬまま陽は昇り 運命の様な絶対の様な ふたりだけの毎日は続いていく そしてまたそっと灯りを消して あなたへの言葉を探すのでしょう