スロウに時は流れ 宙を舞うように 夜を歩いていく 優しさをつきはねた ひとりぼっちが わたしは似合うでしょう ぬるい風が頬を 掠めていくように 胸が疼いている 夢から覚めるように 思い出しては泡沫に滲む 離れないでいて あの日の声 まだ残っていて あの日の記憶 繋ぐ線を辿れば あなたはいないよ どんな場面もひとりで堪えたこと 話したい 言葉では足りないことが あると分かっても 振り返る 眼差しに 映らないこと 瞬く街灯 人は何で心を揺らすの 空は何で青さを隠すの 触れたかった想いは 塗りつぶせないよ こんな未来で わたしは歩けないよ 離れないように 確かめたの 溢れないように 抱きよせたの 繋ぐ線を辿れば わたしは謳うよ いつかまた会えたら 笑えるかな