知らない春の隣で まだ怯えたままの体温です 近づく度に透過して 呼ばれるように来たんだけど 飛び級を期待しては 地続きの楽園に安堵する 今日こそ瞼を開こう まだ起きていないだけ 目、覚まして 跳ねる季節はいつも怖い この気持ちもまた誰かと同じ? どうしても苦労しても 廻ってしまって 忘れたくなればいいのにね 浮かんだ海に散る波間に 終わる事のない日々の傷み 今にも消えそうなさざめき 「間違いなんて無いからね」 また嘘をついて摩耗させた 知らずに生きていくこと まるで眺めてるだけの生者のよう 悴んだ手邪魔になって 悲観した気になって 浮かばれないわ喜ばれないわで 下手くそなワルツも ぺたんこ革靴も 大切な一部だから 此処に置いていくよ 昔話 積もるばかり この恋が偽物だなんて 思わないけど もう交わらない ボーイズアンドガールズ 悲しい唄にはしないから きっと愛の色は最後の希望 記念日も出逢った日も 奇跡みたいな日も 振り返れないなら いつもより少しだけ凛と咲いて 跳ねる季節はいつも怖い この気持ちもまた誰かと同じ? どうしても苦労しても 廻ってしまって 忘れたくなればいいのにね 未来永劫君の側で 巡る時を過ごしたかった 愛しく触れる思い出がある それだけが私の全て またね