根源を愛で超えて 行方は誰も知り得ない 焦燥に怯えてるあなただから 言いたいんだ 本当じゃない名前に心を突き 動かされる その実を問うても 揺るがない命がある 間違いがないように手探りで惑う 虚実の中の 暗闇で手が触れて僅かに綻んでいた どうしても言いたいよ あなた以外では何も無かった 話すからただそれを聞いて 追い縋って 追い縋って 認めていたい言葉達を あなたが奪っていくんだよ 損なって 燃え上がって 燃え上がって 握りしめた灯りはきっと 間違いじゃない証だった 存在は要らない 姿かたちに意味は無い 研ぎ澄ました感覚だけが正体を暴き 出す 何回も旅に出る 一つしか無い道を征く 結末は知れているそれでも諦め 切れずに 望むほどそれは遠く 想うほど強く ひとつ揺らめいている 振り返る 影は遠く 靴跡は長く 袖に風が滑る 闘争はとうに終えて 静かに眠り続ける 空想のはざまにあなたが居た 遠ざかって 遠ざかって 見えてきたこの全ては あなたが居なくなっても変わらない 追い縋って 追い縋って 求め続けたものはきっと 面影と影法師だった 根源を愛で超えて 行方は誰も知り得ない 焦燥に怯えてるあなたが居た 名前も言葉も失くして彷徨って歌う 微かな光を追いかけて今ここに居た 追い縋って 追い縋って 認めていたい言葉達を あなたが奪っていくんだよ 損なって 燃え上がって 燃え上がって 握りしめた灯りはきっと 間違いじゃない証だった