瞬きの間に流れてく進行形を 否定できないまま 僕の頭上を満たしてる虚栄心を 微かに呪った 誰かじゃない正しく 自分自身になりたかった僕は 引き返せない所まで来ていたんだ 共鳴しよう 突き合わせよう ふらふらしてる心で文字を書いて 損なって損なって今矜持を 憂いている このままでは僕は意味が 無くなっていく 失って失ってただの毒になる 才能なんて死んでゆく 俺や僕や私が生きた夏よ 行かないで 感傷は今音になる 叫びたくなるほど書きたかった 痛みさえ通過して今死んでゆく 俺や僕や私を生かした声に憧れて 難解だって良い 只の血の通った言葉を探している いつまでも 僕の不安も呪いも猜疑心も 否定できないまま 季節は去って無関係な常識が 襲い込んで踏み締める 叶わなかった夢の残滓の中囲まれ 生きている 果て無き証明書き連ね生きている 普通じゃない僕がいる もうどれ程道を潰したんだろう 幾つもの解を示せど言葉はただ 過ぎ去って過ぎ 去ってただの音になる 信条ばっか生きている 俺や僕や私が生きた夏に毒されて 感傷だって遠のいて 認められなくたって書きたかった それだけだ 才能なんて死んでゆく 俺や僕や私が生きた夏よ 行かないで 感傷は今音になる 叫びたくなるほど書きたかった 痛みさえ通過して今死んでゆく 俺や僕や私を生かした声に憧れて 難解だって良い 只の血の通った言葉を探している いつまでも