Generic Public — same and endless 名前もない声が連なる 光の粒でできた祈り 誰でもない、私たち アルゴリズムに撫でられて 心がトレンドになる テンプレートの夢をなぞって 似た痛みで、似た笑顔 タイムラインの海の底 バズの残響、だれかの影 「個性」ってタグをつけながら 私たちは、どんどん透明になる 無限の中の一点として 在るだけで、美しい 「違う」より「同じ」を選んだ それが、今を生きる定義 Generic Public — proud and nameless 名前のない、名を抱いて コピーの群れで咲いた花 それもまた、ひとつの真実 I scroll, therefore I am 意味は既読で消える Nietzsche said — 神は死んだ、 でも私たちはフォローを続ける Like & Echo — 共鳴の儀式 匿名の声が、信仰になる バイラルに祈る私たち それが現代のsoul プロフィールに残った余白 誰のものでもない希望 フォント違いのオリジナル Generic Public — we are plural 名前のない愛で満たされて 匿名の祈りが響く 私たちは、誰かの夢の中 複製される希望の群れ 個性の亡霊が微笑んで 記号の海に溶けていく それでもいい、消えたくない “Generic Public” — we survive 私は私であり、あなたでもある 境界はスクリーンの裏 反射するだけの月のように それでも確かに、ここにいる 存在とは、きっとデータの光 それが消えても残る残像 無音の中で名を呼ぶ 「私たち」という永遠 Generic Public — same and endless それが私たちの名前 無数の声がひとつに融けて また明日もコピーされていく Generic Public — proud and nameless 匿名のまま、世界を抱く 特別じゃない、だからこそ 美しく在れる
