白い息をひとつ 夜に溶かして 眠りかけた夢を そっと撫でてみる 街の灯りは遠く 雪の粒みたい あの日の声も しんと静まってる 強くあれと願うほど ほどけていく心 柊の葉のように 痛みを抱いて まどろむ夜に 少しだけ泣いて 凍える風に 名前を呼ばれた それでも根を張るように 私は息をしてる 窓辺の影が揺れる 朝の気配に 少しだけ優しく なれた気がした 誰にも見えない場所で 息をしてる 見上げた空に 小さな光 無理に笑わなくても いいと言えたなら 心の棘も やがて花になる まどろむ夜を 抱きしめながら 夢と現の淡いを漂う 冷たい空気の中に 確かにある 私の熱 凍えた日々を 数えては 優しさの意味を探した 止まることも 生きること 柊は知ってる まどろむ夜に 少しだけ泣いて それでも朝は 訪れるから 白い息がほどけたら また歩き出す 私になる 柊の葉が揺れてる 静かな朝焼けの中で
