街の息が静かになる頃 窓の向こうに月が灯る 手のひらですくえそうな光 それでも遠くて、綺麗だった 今日という名の足跡を 振り返ってはため息をつく でも 誰かの笑い声が まだ空の奥で響いてる 月まではしごをかけて登ろう 理由なんていらない 届かなくても 見上げるその瞬間に 私は生きてる 夢はきっとカタチじゃなくて 息のように漂うもの ひとつぶの光になって tonight ムーンクライマー 交差点で信号を待ちながら 世界の速さに置いていかれる でも夜風が頬を撫でるたび それもまた、今なんだと思う 失くしたものの数だけ 優しくなれるのなら 悲しみもロマンの一部 そう思って歩き出す 月まではしごをかけて登ろう 重力に逆らうように 傷ついても 夢見る心が まだ息をしてるから あなたの言葉が静かに 胸の奥で呼吸する この夜を灯してく tonight ムーンクライマー 誰もがたぶん 空を持ってる 見えなくても、消えなくても 登るたびに心は 少しずつ軽くなる 月まではしごをかけて登ろう 信じるってことだけでいい 届かない光を追いかけて 今日を越えてゆける あなたがくれたぬくもりが 明日の私を照らす 笑いながら登ってく tonight ムーンクライマー
