頬を撫でる風になって ずっとキミの歌を聴いていたい きっとキミは知らないでしょう 一人の神が愛した事を 砂より造られし人形 ただ還る それだけの事ね 未練など無いけれど 歌声を聴けないのが怖いの 体を失くしても 絶えず 近くで心傾けて 頬を撫でる風になって ずっとキミの歌を聴いていたい きっとキミは知らないでしょう 一人の神が愛した事を 星空よりも光る 少年の歌声が届く 使命から逃れても キミの傍に居られない存在 二つの世界を結んだ 名前も知らないメロディー 零れ伝う涙ひとつ 星空へと雨になって落ちた 指を濡らす一滴に 届かぬ想い 僅かに乗せて 「最後にもう一度、、、」 消えかけた声で 崩れる身を止めて 壊れた形で湖に溶けた 星空へと舞う様に 頬を撫でる風になって ずっとキミの歌を聴いていたい きっとキミは知らないでしょう 一人の神が愛した事を 零れ伝う涙ひとつ 星空へと雨になって落ちた 指を濡らす一滴に 届かぬ想い 僅かに乗せて