空き缶握って夜の逃避行 行先は知らずに 引き伸ばしきった青色のインク 水色になってた 変わりゆく灰の街 変われない私たち路傍の花 ふわりふわり 煙のように消えてしまえたら 私たちはそれでも続いてく わかっている また朝は降るの あの頃思った終わりの先には 普通が続いてた 夜明け前浮かぶのは 乾かない洗濯と明日のこと 変われないまま それでもいいよ 美しい夢を もう少しだけ一緒に見ようね 街が動き人の波が世界を埋めても 溺れないように二人で息をしよう 意味のない日々も 逃げ出したあの日も 煙のよう浮いて 灰色の空へ飛んで満ちて 今日も生きた