不機嫌そうな顔で 汚い鏡を見る 重たい瞼の向こう 幼い瞳がある 薄暗い校舎の影 踏み出す勇気もなく 青白い肌を眺め すり抜けた夏を思う 重なっていくその手を見た 眩しい光の中 君が輝くなら 僕はここにいよう 始まりもしないまま終わって 僕なんていなくたってきっと 恋が訪れて 君はずっと遠くの 知らない場所へ 僕はこのままで きっと何も変われないで 暗闇に紛れ 恋に憧れて 僕はずっと遠くの 君を想って いつか訪れるはずさと 今日も恐れている 光を恐れている 温い湿った風 黒く重たい空 すぐに降り始めた 僕を誘う雨だ 失ってゆくその光に 遠ざかるこの想いは 君が知らないまま この雨と流れてゆく 始まりもしないまま終わって 僕なんていなくたってきっと 愛に気がついて 君はずっと遠くの 知らない場所へ 僕はこのままで きっと何も変われないで 暗闇に紛れ 愛に憧れて 僕はずっと遠くの 君を想って いつか訪れるはずさと今日も君の影 形をなぞっている 変わろうとしないまま終わって 救えない運命をずっと嘆くだけさ 僕はきっと臆病な人間みたいに 恋を確かめて 僕はずっと遠くの 君を想って 愛に憧れても 君はずっと遠くで 誰かを想って 僕はこのままで きっと何も変われないで 暗闇に紛れ いつか訪れるはずさと今日も君の影 形を探している