Track byミジンコ論争
夜の曇天が海に照らされている 浮かぶ無数の電球と溺れている 海の底が明るく露わになり あまりの高さに眩み動けなくなる 先生は探している 電球の海の 飴あがりのニ時に さあ姿を見せて 琥珀のくじら 海を統べる 電球の光 率いて 「夢にまで見てたんだ」 飴で満たされた 透けた体 生きた目をしている うなされて目が覚める なのにもう一度目をつむる 琥珀のくじら 海を統べる 電球の光 率いて 「私を吸い込んでくれ」 飴で満たされた 透けたからだ 生きた目をしている いつか会いに行きたい 先生の夢の中に