家路を急ぐ少年たちが 長い影を曳く夕映えさ また一日が静かに終る ふっと君のこと想う頃 人並みに幸福な毎日 送っているよ 川辺の街角 でも時々は心を横切るよ 別の人生 君にそっと訊いてみる 間違っていたのだろうかと…… 夕陽を振り向き 自転車を降り並んで歩く 俺によく似てる横顔さ いつも駅の広場で待ってる 瞳が笑う…… これでよかったと 君とかけ離れた女(ひと)選ぶしか できなかったよ 二人引き逢わせた手で運命が 別々のドア 叩いただけさ 小さな影と並んで 川岸で足を止めるよ もし君と暮らしてたら 風景も違っていたね 川面を優しく染めて 今日がまた過去になる頃 二人引き離した手で 運命が叩いたドアで 夕陽を振り向く