二度と解けない 風に舞う白いベルベット 先天的な差異も 取るに足らんような誤解も 白シャツにこぼした憂いも 人知れずシミになっていた 君がこの街を去って 僕がその答えを知って どれだけ経つだろう 風も色を変える頃さ 愛も解も才も他意もないの なんて純真無垢な 礼と無礼と灰色の 毛糸編んで頂戴生涯 息を吸って吐いて吸って吐いて 今日も少しずつ濁り続けてゆく 二度と解けない固結びの言葉 君の髪飾り 風に舞う白いベルベット 厭世的な僕と とびきり楽観的な態度 時折思い出すくらいよ 気づけばシミにも慣れた どうやったってそうだ 今更考えたって無謀だ 君には白がよく似合うのに ああ、ごめんね 点も線も縁も何もないの そんな曖昧模糊な 凡も非凡も無論 リボンで巻いて頂戴生涯 息を吸って吐いて吸って吐いて 今日も少しずつ濁り続けてゆく 二度と解けない固結びの言葉 痣になる前に千切れないのは弱虫? あの日から 君のいない街で 君のいる世界で 僕は生きてる 息をする 鮮やかに染まるように