息が止まるかのような出会いに 高鳴る鼓動 手繰り寄せる糸 迷わずに手を差し出す君は 私の姿に誰を見たんだろう 一緒に過ごす時間は 見えない壁で遮られ 仮面を被った私で 偽り踊る 君の好きな私を演じて ひきつる笑顔を隠して 私は何一つ君のことを 知らない 君の隣に寄り添い 見上げた空を彩る 色とりどりの花ノ輪は 儚く開いて消える 胸を締め付けるような毎日 分かり合えることなく過ぎてく 夏の終わりが近づき 離れていく二人の距離 私の名前をよぶ声 残像 幻 出会った屋台の賑わい 吹き抜ける風 懐かしくて 想い出に変わりつつある ひとつの恋 涙流せど薄れゆく 君と過ごした夏の日 永遠を誓った言ノ葉は 色付く前に散るのね どうして あのとき