死んでしまえば楽になれると そんな事を考えながら 死に方が解らなかった 登校拒否の夏休み 地下鉄は巨大な墓場か? スカイツリーは誰の墓標か? 空が色を忘れたのか? 誰かが隠したのか? 電飾がキラキラ光って 少女は「きれいだね」と言った 知らないままで居られたら どれだけ美しいのだろう 本当の事を知る度に、 言葉が一つ消えてった 数えられるくらいの欠片を 必死で寄せ集めてみても あなたを救う事が出来ない 交差点は雑音で溢れて 助けを呼ぶ声も聞こえない 大好きな歌を忘れたんだ 耳を塞いでいるうちに ある日突然光が消えた これで終わるんだと笑った 這い蹲った僕は何故 まだ銃を握ってる? 東の空が赤く光って 少女は「きれいだね」と言った 知らないままで居られたら どれだけ美しいのだろう 本当の事を知る度に 言葉が一つ消えてった もしも生まれ変われるなら 力をください じゃないと あなたを守る事が出来ない 流れ星がひとつ 光って 少女は「きれいだね」と言った 死にたいと願う大人と 生きたいと祈る子供と 生まれた事が罪ならば 失くす事、 それが報いか 生きてく事が罰ならば 言葉を繋ぐのが贖罪か もしも此処に居る事が まだ許されているならば もし歌い続ける事が まだ許されているならば あなたが見たひかりを伝えよう