水たまりを強く踏んで 何かを成し遂げた気になって 濡れるベンチ腰下ろして 暮れる夕陽を眺めて眠るだけ 黒い紙に黒く書いた 誰も読むことの無い歌は 心の中 ずっと底で 陽に焼けて浮き出る日を待つだけ いつになるのかな 誰か見つけてくれるかな そっと静かに大声で歌うよ 一歩ずつ一歩ずつ 道なき道歩いてる これからも続くだろう インク切れのペン 握りしめて 何のために息をするの 当たり前の事もわからず 飛行機雲 指でなぞる 軌道の先には何もないけど いつになるのかな 誰か見つけてくれるかな そっと静かに大声で歌うよ 目を覚ます 子羊は 数えられてそのままに 目の前の物差しで 自分の世界で活躍しな 古びた地図広げ 過ぎた過去を塗りつぶして 光をなくしてももがけ もがけ 繰り返すよ 一歩ずつ一歩ずつ 道なき道歩いてる これからも続くだろう インク切れのペン 握りしめて